パ・リーグ英断―4月中のナイター中止

プロ野球パ・リーグは、21日に東北太平洋沖地震に対応するための臨時オーナー会議を開いて、4月12日に公式戦を開幕するものの、4月中は東北電力・東京電力管内でナイターを行わないこと、また延長戦についても試合時間が3時間半を超えて新しいイニングに入らないことを決定しました。英断です。パ・リーグは東北楽天が被災地を本拠としており、また埼玉西武の本拠地所沢は計画停電地域です。地元の人たちの気持ちをよく理解しています。
パ・リーグは公式ホームページで「パシフィック・リーグの開幕を楽しみにされておられたファンの皆様、既に入場券を購入されました皆様、パシフィック・リーグ及び各球団を応援・協賛いただいているスポンサーの皆様はじめ各関係者の皆様に、深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます」と述べていますが、これに対して批判するファンもスポンサーもないでしょう。
今回の大震災は広範囲に及ぶ深刻な被害の状況が明らかになりつつあり、国全体が被害地域における食料・燃料・交通・電力・ガス等のライフラインの確保に全力を挙げて取り組むべき非常事態であると考えられます。そのことを認識して正しい判断をしたパ・リーグのファンであることを、わたしは誇りに思います。

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